2013年8月19日月曜日

天蓋の下

陽射しは緑の天涯に阻まれて
柔らかいこぼれ日に変わって

転がる光は
風の流れで自由気ままだ

山肌の湿った空気が
風を伴って降りてきた

歩き疲れた人に
土の道は足裏を優しく刺激して

歩く意味を
生きる意味を語るかのように

額を転がり落ち
首元を伝う汗を私はハンカチで拭く

そして明日も
自分の人生を作ろうと思うのだ

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