2012年10月26日金曜日

所感

秋がすっかり居すわって
雲もすっかり秋の雲だ。

すーいーすーいとトンボのように
雲も空を走ってゆく秋晴れ日。
空の高みには風が走っているようだ。
「おうい雲よ
ゆうゆうと馬鹿にのんきさうぢゃないか」と
詠んだ山村暮鳥の感じではない。

なんだか、秋はせわしない雰囲気が
漂う気がする。
冬が背後に迫っているから
厳しい冬に向かう気持ちがそんな
感情を引き起こすのかもしれない。

明日実家に帰ったら
冬支度の準備をはじめなければならない。
母を施設に預けてから
誰も住まない家を守る意味を痛感する。

ともかく
数日間母と実家で過ごし
親孝行をしようと思う。
私を覚えている間に
母との時間を積み上げて置かねば
落ち込むことになりかねない。
母の為でもあり
どちらかというと自分の為でもある。
故郷が遠いと帰省に不便だと感じる
そんな年齢にさしかかったようだ。

2 件のコメント:

  1. アキアカネがこちらでも飛び交ってる姿見かけます
    田んぼも稲が刈り取られ 秋終い
    もうすぐ寒い冬が来るんだって
    何処か寂しい気持ちになりますね

    人の温もりが消えた実家って想像した事が無いけれど
    ひっそりしてて 寂しいですね
    お母様にとって 住み慣れた我が家が一番
    安心できる場所 まして娘さんと過ごす事
    大変でしょうけど そんな時間できるだけ作ってほしい
    私も出来る事なら実家に帰りたいけれど
    主人の母も77歳だし 難しいのが現実

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  2. ありがとうございます。
    実家に灯が点らなくなって、数か月だと思います。
    娘二人とも嫁いだ結果です。
    実家を守る人がいない。
    長男がいても、実家に寄り付かないという人もいるから
    決して我が家だけの問題ではないだろうけど。
    空き家が増えるのは、核家族が増えているからでしょうね。

    母は実家に帰る娘に苦労を掛けていると案じ、
    娘は母の身を案じ、これが親子のつながりなんでしょうね。
    帰りたいと思っても仕事や家のことがあり、なかなかですよね。
    お互い嫁に出た身は、ほんと悩みどころですよね。

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