2016年7月2日土曜日

梅雨の晴れ間の「夏風」

あぁ梅雨の晴れ間の
なんと蒸し暑い事だろうか
 
じっとりまとわりつく
湿気と熱気の中で
 
扇風機がかき回す風は
慰め程度にしかならず
 
大きく開け放った窓から
夏風が通り抜ける瞬間
窓枠で揺れる風鈴の音に
ふっと幼きときの夏が蘇る
 
暑さを苦痛と感じることなく
遊びほうけた日々は遠く
 
氷の解けかけたコーヒ片手に
自然の風に身を任せて本を読む
 
今日の私の髪を梳き
肌に優しく触れてゆく風は
太古から止むことなく
自然の音を誘って湧きおこり
 
青空の白雲を吹き流し
見渡す限りの緑を揺らし続ける
 
風湧きたつあり難き日に
この身を任せてみたくて・・・

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