2013年6月28日金曜日

見る 観る 視る

水のカーテン越しに
描く風景はぼやけて滲んでみえる。
そんな風景は
時に人のイマジネーションを
かき立てることがある。
なにも
クリアに見えることだけが美ではない。
ぼやける、霞む、滲む、そんな風景にも
人を惹きつける魅力が隠れていることがある。
そんな風情を愛する人もいる。

人の目はクリアを求めやすい。
しかし、人は常に目だけで
風景や事象を見ているわけではない。
時には
心の目でも見ることがある。
その奥を推測してみる
想像してみるなど、色んな見方がある。

人が
物を見るということは
その人の感じかたで見るものだから
同じものを綺麗と見ても
違った感じ方をしている場合もあるのだ。

一枚の絵を
一枚の写真を
一人の人間を
多角的にとらえて見る。
そんな見方が出来ると楽しい事だろう。

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