小谷城跡を見学するには
この「兜」がある、ステーションから
バスに乗って行かなければならない。
この間、紅葉狩りのついでだったので、
そんな時間も興味もなかったので
兜だけ撮影した。
なんだか、かっこよく見えた「兜」
すぐ近くに小谷寺もあって、ちょっと参拝。
お庭の仏像のお顔がとても穏やかで
綺麗だったのが印象的だった。
困ったり苦しい時のみ神頼みするという
都合信心の私でさえ
このお顔をみていると手を合わせたくなる。
若いときは深い思いもしなかった「祈り」は
年齢を重ねるに従って
私の心の襞に取り込まれるみたいだ。
それは
父が亡くなり、母が高齢になって
別れがそう遠くないと感じるようになると
自分の命をも
意識するようになるからかもしれない。
まだ、母が健在だから
私の死は母が壁になって
遠ざけてくれているが、母が亡くなれば
死はもっと近寄ってくることだろう。
「祈り」は自分と向き合うために
あるのかもしれないと気づく。
心の中で手を合わせるという意味が
しっくりと心に入る雨の日。
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