落ちてゆく時に
命みる
哀しき人の
心愛しく
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今日ASL(筋萎縮性側索硬化(症))を
患っている人からメールが来た。
癌を始め末期の病とされている
疾患はこの世に多い。
そういった疾患に罹ることは
当人にとって不幸に違いない。
前向きに考えるなんて
時間を経てもなかなかで
受け入れることさえ厳しい。
人は病に倒れなくても
いずれは消えてゆく運命にある。
でもそれがいつか見えないから
希望を持って生きていけるのだ。
それがある日突然
死の宣告を受けると
その恐怖はいかばかりか。
人の健康が疎ましく思えたり
人の言葉が嘘っぽく聞こえたり
いろんなことを猜疑心でとらえ
情緒不安定になっていくのだろう。
そういった状況に置かれることが
我々にだっていつ起こるかもしれない。
しかし現在そういったことすら
想像できず、予兆さえ無く、
現在の悩みに毒づいている事は
こういった究極的な苦しみに触れると
なんと小さいことかと思えてくる。
いくら想像しても、
いくら寄り添うと言ってみても
その痛みや、苦しみ、恐怖を
生で感じることが無い。
そのことの悲しみと、そのことの幸せを
同時にかみしめた時間。
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