感情

  女性は男性に比べ、会話の中で感情を理解して

欲しいと感じている機会が多い。

それに対して理論的に返答されたら

身もふたもない。

だが、時としてそういった場面がある。

 

例えば

仕事に失敗してぼろくそに怒られたとしよう。

ぼろくそに怒られたことに対する不満と

失敗した自分への情けない感情がある場合

その気持ちを聞いてもらっている相手に

『君が失敗しなかったら怒られることはなかったんじゃない』と

論理的に言われたとしよう。

 

そういう場合

自分の失敗に対して十分落ち込んでいるのにもかかわらず

さらに気持ちを落ち込ますような理論的な対応を、

臨む人は少ないだろう。

 

失敗した自分が悪い。
しかし人間を
全否定するような怒り方をされたことに対する
不満の感情を共有してもらったほうが

どんなに心が救われることだろう。

感情を聞いてもらいたがっている相手には

倫理的な返答をしない。

これが鉄則だ。

親子の間、夫婦の間など
意外と近い距離の間では
こんな対応をしがちな場面がある。

つい論理的に
返答してしまいがちなタイプの人は
相手の気持ちを読めるよう努力してみよう。