2014年4月2日水曜日

密やかに咲きたいと

恋することを忘れて
女を捨てて
生きているわけではない

妻になれば
母になれば
独身を通していれば

ときめきも
女心も
ベールの中に閉じ込めて

見えはしないけれど
再び
解き放てる時が来れば

性とは
きっかけさえあれば
春に桜が咲くように

仄かに香り立ち
女心を燃え立たせる
そんな季節を待ちわびているのだ

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