2021年4月23日金曜日

名もなき雑草のつぶやき

雑草と言っても
知識のない人間が、勝手に
言ってるだけで
植物学的には、新種でない限り
全てに名前がある。
道端に咲いているのは雑草だと
勝手に判断しているのは
単に名前を知らず
その他もろもろを称して
雑草と命名しているに人に過ぎない。
花の知識が増えれば
ホトケノザだって
一つの花として
私の視野に咲く美しい花である。
人だって
無名であれば・・・
まぁ、世間に、世界に
名を成さない限り
それもまた、人の中で言えば
雑草のような存在に過ぎない。
かくいう私も
特定の人にしか
名は知られていないけれど
それでも
私は、存在するし、息をしている。
山頭火が謳った
「ふまれてたんぽぽ
さいてたんぽぽ」で、ある
私は
そのように、私だけの
悩みや、苦痛を抱え
踏み敷かれても
へこたれず
何とか、立ち上がり
今も
この大地に立って
変わり映えせず
時には、笑い
時には、苦悶している
名もなき雑草な、私である
今まで
自分が決断して歩いた
人生ではあるけれど
それでも
今の決断を変えていたら
どんな人生だっただろうと
考え込む事はある。
今の
名もなき雑草として
歩く
人生を決断していたのは
結局、私。

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